名古屋城木造天守復元事業が、暗礁に!!

2019年06月26日

 昨年5月の連休を最後に、現在の天守閣は耐震上危険との理由で、城内見学ができなくなりました。   

河村市長は、有識者部会の「石垣部会」から保全方法について了承を得られない中、木造復元のめどが立たない中にあって「先行解体許可」申請を文科庁の文化審議会へ強行提出したものの、想定通り継続審議となり、水入りとなってしまいました。

 

 市長の思惑通りに天守の解体のみが先行して、復元工事が始まらないままで、石垣状態が数年もの長期

に渡ることを想像すると空恐ろしいかぎりです。現在は内部は見学できないものの天守閣が存在するだけでも充分「名古屋城天守」としての風格と価値は保たれているからです。

 

 未来永劫に、名古屋の貴重は財産ともなる「名古屋城天守」の木造復元事業を、市長は何故急ぐのか?

復元そのものには大歓迎ですが、子々孫々へ受け継ぐ木造天守復元は、ジックリ有識者や、我々市民が

納得の行くプロセスを経て進めて頂くよう、歴史好きの一人として願うばかりです。

  

 

名古屋城天守
名古屋城天守と本丸御殿