三重多気町のVISONへ行ってきました!
2023年02月12日
名古屋商工会議所主催の視察会で、三重県多気町に2年前にオープンした、癒し、食、知 をテーマ
とした、体験型商業リゾート施設のVISON(ヴィソン)を見学してきました。
視察会では、現地へ到着後、運営する ヴィソン多気株式会社の立花哲也社長ご自身の自己紹介と
施設発足に向けての経緯やコンセプト又、今後の取組みなどの説明を受け、そして担当の方から
施設内を詳しく案内していただきました。
VISONは全国初の「スマートインターチェンジ直結の民間施設」として認可され、伊勢自動車道に接
した、ゴルフ建設予定地であった、約35万坪(開発面積約16万坪)という広大な敷地を有し、
多気町、、大台町、明和町、度会町、紀北町などの行政とタイアップして、人口減少や高齢化など
地域の課題を解決するためにデジタルを活用するなどした、デジタル田園都市にの挑戦しています。
高速道路を利用すれば名古屋から約1時間半ほど、大阪からは約2時間というアクセスの良さと
伊勢神宮や熊野古道へのアクセスも見込めることから、周知されれば、来場予想の年間600万人は
達成されるでしょう。
オープンが2年程にもかかわらず、デジタル大臣や地方自治体関係者の視察が絶えないほどに
全国的に注目されている施設でもあります。
今回の視察で感じたのは、相当に大規模な施設であることから、事業主体は、第三セクター又は、
大手ディベロッパー等を想定していましたが、決して大きな企業ではなく、地元三重県で20代で
建設会社を創業し、三重県菰野町の後継者のいない片浦温泉を引継ぎ、30代後半の時、菰野町に
複合温泉リゾート施設「アクアイグニス」をオープンさせ、40代に入りヴィソンプロジェクトを
始動し、イオンタウン、ロート製薬、ファーストブラザーズ、アクアイグニスなど4社からなる
「三重故郷創生プロジェクト」を設立し、2021年に「VISON」オープンさせました。
大半の建物は木構造で、住友林業の協力を得て建てられ、周辺環境に溶け込んでいました。
開設2年目であり、荒削り感はありますが、これからまだまだ進化していくに違いないでしょう。
運営会社の立花社長は、行政や大企業を上手くコーディネートして、自らの「夢」を実現に向け
語る言葉は熱く、久々にパワーを感じた次第です。
因みに施設名の「VISON」は、想定に反し、「美村」であると聞きこれまた感銘を受けました。
一度、足を運んでみてください。