家康の浜松城と濃尾平野 真只中の小牧山城
2023年04月13日
遠江の浜松城と、信長が築き、秀吉との戦いの陣城として家康が改修した小牧山城へ足を運びました
「どうする家康」が10年間過ごしていた岡崎城を長男の信康に譲り、遠江支配を進める拠点としての
浜松城へは、これまでにも度々訪れたことはありますが、ドラマで盛り上がっていると聞き、時間的に
東海道新幹線で30分で行けることもあり、大河ドラマ館と浜松城を見学をしてきました。
日頃、名古屋城を見慣れている者から見ると、浜松城の天守閣とはいっても名古屋城の隅櫓と同じ
規模でありチョッと物足りなさを感じますが、戦国期の城とすれば標準的な規模だったのでしょう。
家康は29才から45才までの17年間を過ごしましたが、その間には姉川の合戦、三方ヶ原の合戦、又
高天神城の攻略、小牧長久手の戦いなど、徳川300年の歴史を築くための試練の時代でした。
家康が、浜松城の在城で最後の合戦が、小牧長久手の戦いでした。
その小牧山城へも行ってきました。織田信長が美濃攻略の拠点として小牧山に城を築き清須から居城を
移転し尾張を統一するとともに美濃の「稲葉山」城を攻略して「岐阜」と名を改めて、居城を移した後、
廃城となっていた小牧山城を、17年後に羽柴秀吉軍と織田信雄・徳川家康連合軍による小牧長久手の
戦いが起き、このときに信雄・家康連合軍が、二重の土塁や塀、虎口など堅固な陣城を築きました。
最近になって、当時改修した遺構が発掘復元されるなどし、更に今回の大河ドラマの勢いもあって、
小牧山歴史館や史跡情報館の改修新設がなされるなど、小牧市としても力が入っています。
アクセスは、車で小牧インターからは5分位、名鉄「小牧」駅から徒歩で20分位、バスも利用できます。
又、名古屋駅にある名鉄バスセンター、又は栄バスターミナル(オアシス21)で名鉄近距離高速バス
名古屋・桃花台線に乗り、小牧市役所前で下車。・・・等々
お城からは、広大な濃尾平野が実感できる360度パノラマを、ご覧いただけますのでお勧めします。