コロナ禍で高騰した土地価格が調整局面へ!

2023年07月28日

新築分譲住宅や、郊外の新築マンションの一部でプライスダウンの動きが顕著になってきました。

 

名古屋市東部の地下鉄駅近で、ここ3~4年の間に高騰した土地に建てられた分譲住宅は建築資材の

高騰による建築費の上昇もあって、当然のこと販売価格の上昇は避けられませんが、3~4年前の頃

の価格の残像が残っている購入者からすれば、おいそれとは手が出ないのは当然の流れでしょう!

 

例えば、土地建物が同規模の新築分譲が以前なら4千数百万円であったのが、昨秋頃から5千万円超え

の分譲価格となり、この価格帯での販売が苦戦を強いられ、多くは4,900万円台へとプライスダウン

して何とか成約しているのが現況で、今では分譲各社も土地の仕入れ条件はシビアになってきました。

 

このような状況を踏まえて、ここ数年で高騰した地域の土地価格は調整局面を迎えています。・・・

では地価動向は?高騰直前の価格までは下落することはないと思われます。建築資材価格も落ち着き

つつあり、地価も高騰直前と高騰時との中間地点で、売主買主が折り合うことになるでしょう。

 

何といっても、この地価高騰の大きな要因は、土地を求める一般顧客ではなく、競合激しい分譲各社

が、自ら吊り上げてきたオウンゴールのようなものであり、当面この先の動向を注視しています。