4年ぶりの年末年始!金利のある世界は?
2023年12月29日
コロナ禍が明け、4年ぶりとなる平常時の年末年始を迎えています。新幹線や飛行機の予約混雑状況や
高速道路の渋滞予測情報などが、年末の慌ただしさを、これまで以上に演出している感すら覚えます。
ここ最近では、身の回りでコロナ感染者を耳にすることはありませんが、インフルエンザに感染した
人は多く、気がかりなのは、中国はじめ海外ではオミクロン株の親戚とやらのコロナウイルス感染が
報じられており、何とかこのままコロナウイルス感染が収まってくれることを祈るばかりです。
さて、コロナ禍は明けたものの、異常事態があたかも平常時であるかのように振舞っている金利動向
ですが、日銀が金融緩和の出口を模索する中「金利のある世界」は何時くるのか?注目の的です。
植田日銀総裁の発言は禅問答のような受け答えによりはぐらかされたままで、その影響の大きさから
簡単ではありません。報道によれば、財務省幹部は「金利が上がる局面を経験したことがある現役の
役人はほとんどいない。なにが起こるのか分からない面がある」と話している始末ですから。
戸建て分譲住宅などでは価格調整局面を迎えている中で、マイナス金利政策を解除することになれば
ローン金利上昇で住宅購入時の借り入れコストが膨らみ、不動産業界にとって逆風となるのは必然で
今からでもそれに備えることが求められます。
とは言っても、マイナス金利政策の解除により、恩恵を受ける金融業界など、逆風となるか?追風と
なるか?ほぼ同数いるはずで、何時の世も政策などの変更によって損失が出る人は声高に「損した」
と叫んでいますが、恩恵を受け得した人はにんまりと、だんまりを決め込んいます!!