地震感知で、エレベーター停止&閉じ込め?

2024年01月27日

能登半島地震により、北陸、中部、関東、近畿地方等21府県で約1万6千基のエレベーターが停止し

国交省への取材により、14件のとじ込めが発生したと、1/24 中日新聞夕刊が報じていました。

 

元日の地震発生で企業や官公庁などが休みで利用者が少なく、閉じ込めが14件にとどまったものの

これが、平常時で、企業店舗、官庁などで多くの方がエレベーター利用中ならば空恐ろしい限りです。

 

2018年6月の大阪北部地震では11府県で6万3千基が停止し、閉じ込めは約340件発生、復旧の遅れが

問題となり、これを受け2019年に国交省が保守会社に緊急時の体制を確保するよう要請してました。

 

建物の高層化伴いに、エレベーターは人の移動や物資の搬送に必要なインフラとなっています。

二次被害を防ぐために地震の強い揺れを感知すると自動で停止、故障していなくても復旧には原則、

保守会社の点検が必要になっています。

復旧が遅れれば、市民生活に大きな影響が出る恐れがあります。

 

首都直下型や東南海地震などが発生し、広範囲に多大な被害だ出れば、保守要員の方々が、現地に

向かうことが出来ず、長期間に渡りエレベーターが使うことができなくなります。

 

震災でタワマンンは建物の倒壊損壊の恐れは無いと思われますが、高層階では大きな揺れに襲われ、

又、震災で長期間に渡りエレベーター使用できなくなると、高層階への階段での移動は困難を極める

こととなります。高齢者の方は低層階のマンションをお勧めします。

 

建築物の構造設計に携わっている方は、タワマンには絶対に住まない! と耳にします。・・・・

・・・でも若い方々にとっては、憧れの理想の住まい、のようです!