マイナス金利解除で、金利のある世界へと!
2024年03月24日
日本銀行がマイナス金利を解除し、17年ぶりに利上げが行われ、異常⇒正常な「金利ある世界」へと!
日本銀行の総裁が、11年に及ぶ ”超低金利政策” を続けてきた黒田総裁から植田総裁へとバトンタッチ
してから,何時か?何時か?と囁かれてきたマイナス金利解除を巡る論争では、総裁、副総裁などが
度々匂わせ、それに合わせるかのように識者とされる方々が、3月か?4月か?と発してきました。が
春闘の集中回答日に、大企業各社の「満額回答」なる大幅賃上げ発表を見届けて、マイナス金利解除
を決定されたのでしょう!!
” 17年ぶりの利上げ " といわれる政策金利ですが、30代の社会人の方々にとってみれば、利下げが
常識となっており、「金利のある世界」は初体験となることから、どう捉えておられるのでしょうか?
日銀はマイナス金利を解除したものの緩和策は当面続けるとの見通しを示し、一方で海の向こうでは
FRBが金融政策の現状維持を決め、又、今年3回の利下げの見通しを変えなかったことから円安が続き
株価を押し上げ、緩和維持で低金利が当面続きそうな円を売り、金利が高止まりするドルを買う流れ
が強まっており、今回の日銀の政策転換による急激な影響は今のところ表面化していません。
「預金金利」はどうなる?銀行各社は一斉に普通預金の金利引き上げを発表しました。メガバンクでは
預金金利を20倍へ! ・・・とは言っても、変更前0.001% ⇒ 変更顔 0.02%…デス!!から。
一方で、住宅ローンなど借入金利は?植田日銀総裁は記者会見で政策変更が住宅ローンなどに与える
影響について「金利が大幅に上昇するとは見ていない」と発言されてはみえますが、
10月ころに、追加利上げも有力視されているとの報道もあるなど、海の向こうの政策金利動向と併せ
注視していく必要があります。・・・経済も生ものですから何時、何が起こるか?分かりませんから。