7月末から2日間で急変した為替!と株価!

2024年08月03日

3月にマイナス金利政策を解除したものの、短期金利は0~0.1%という極めて低い水準にありました。

5%台の政策金利を続ける米国との金利差から円売りに拍車がかかり、輸入物価が上昇に転じており、

日銀は今後も円安による物価上昇リスクもふまえて「金利のある世界」へと舵を切ったのか?

 

日銀は、” 7月31日の金融政策決定会合 " で「政策金利を" 0.25%" 引き上げる!」 と決定しました。

報道によれば植田総裁は「経済物価の情勢が見通し沿って動いていけば、引き続き金利をあげていく」

とも説明しており、年末の追加利上げの可能性も排除しておらず、次は0.5%利上げの可能性も! と

 

そんな状況下にあって、米国の景況感や雇用情勢を示す統計が市場予想より悪く、米国経済の先行き

懸念が広がったことから、米ニューヨーク株式市場で主要な株価指数がそろって大幅に下落しました。

これを受けて昨日8月2日の、東京株式市場でも日経平均株価は 2,216円急落しました。それと併せて

 

米国の利下げ観測が強まり、米長期金利が低下し、外為市場でも日米の金利縮小を見込んだ、円買い

ドル売りが進み、一時1ドル146円台前半と、約半年ぶりの円高水準をつけました。

まだまだこの先 円高基調が続くのか否か 年初の140円台へと進み安定するのか?否か?週明けの

日米の経済金融動向を見守っていくことになるのでしょう!

 

円安で濡れ手で粟の輸出企業はフォローの風が止まることになるのか?アゲインストの風が吹かなけ

ればよいがと見守っているに違いありません。一方で原材料を輸入に頼っている企業商店は、何とか

円高基調になって行けばよいが!・・と念じていることでしょう!