タワマン買ったら隣にもタワマン、係争中!
2024年09月10日
6月29日の中日新聞が報じたのは・・名古屋池下「眺望台無し」1棟目の住民提訴・・・記事でした。
記事によれば、名古屋市千種区の42階建ての、グランドメゾン池下ザ・タワーの住民3名が、
建築した積水ハウスが西隣に同規模の高さのマンションを建設するのは契約に反するなどとして
30階以上の建築差し止めを求めて6月に、名古屋地裁提訴した。というものです。
35階以上の住民3名の原告は販売担当者から「眺望を阻害する建物は建たない」と聞いていたとして
おり、それにもかかわらず、西隣に39階建ての、”グランドメゾン池下ザ・タワーⅡ” を建てるのは
売買契約や信義則に反すると主張しています。
積水ハウスは重要事項説明において「マンション西側隣接地における建物建築計画は現在未決定で
本マンションの周辺環境・景観・眺望及び日照条件に変化が生じる可能性がある」などと記載して
口頭でも説明している。と指摘しています・・・・が、当初購入したザ・タワーの住人は・・・
有志で居住者にアンケートしたところ、回答した99人の内44人が購入前同社の営業担当者からは
隣の土地について「建物が建っても15,16 階」「20階以上の建物は建たない」などとの説明を
受けた・・・と主張、部屋からは名古屋城や名古屋駅のツインタワーが見える眺望が気に入り終の
棲家として購入したのに、だまされた!と「31階以上の建設差し止め」を求め提訴しました・・・
・・その後も建設は続いており、名古屋地裁での係争はどうなっているのか気に留めていましたが、
9月4日の朝日新聞記事では、原告弁護団によると。原告側は39階建ての土地について、42階建て
の販売時に「高い建物は建たないと説明を受けたと主張。3日の非公開の弁論準備では「信義にも
とる」などと陳述した。・・・と報じていました。
はてさて、どう決着するのか?積水ハウスさん業績好調で相当利益も上げており、何らか金銭面で
和解するしかないでしょうが、そうなると3名の原告以外の居住者も黙っていないかも!!
報道を見る限り、売主側に全く非が無いとは考えられず、いつまでも長引いて全国的にマスコミが
大きく報じることになれば、イメージダウンは避けられないでしょう! どうする積水ハウスさん!