日銀が政策金利を0.5%に利上げへと!

2025年01月31日

日銀は24日に開いた金融政策決定会合で、政策金利とする短期金利を0.25%から0.5%に引き上げた。

 

利上げは24年マイナス金利解除以降では3回目で、政策金利が0.5%になるのはリーマン危機前の07年

以来となる。1995年9月以降政策金利が0.5%を超えたことがなく金利水準は過去30年で最も高くなる

植田総裁は、円安が背景にあるとも説明しており今後も利上げを続ける方針を表明しています。

 

今回の利上げを受けて、メガバンク各社は、普通預金金利を0.1%から0.2%にひき上げると発表した。

 住宅ローンが新たな局面を迎えている! と報じられています。

それは業界最大手の三菱UFJ銀行が日銀の7月の利上げを受け基準金利を引き上げたが、新規契約者の

優遇幅を広げて適用金利を据え置いた。・・・これまで最低金利を誇っていたネット銀行を追い抜き

三菱UFJ銀行が業界で最も低い適用金利となった!

 ネット銀行は店舗をもたない低コストを強みに大手行より低い金利を実現してきた。・・・しかし

大手行は多額の預金を抱え、住宅ローンの原資は潤沢である。一方ネット銀行はコストをかけて預金

を集めなくてはならず、適用金利をさらに引き下げる余裕はないとみられています。

・・・いよいよ 仁義なき住宅ローン獲得合戦 の火蓋が切って落されたされた!・・・のか?

 

30年以上に渡って続いてきた低金利からマイナス金利そしてマイナスは脱したもののまだまだ低金利

の昨今、海外を見渡しても日本の0.5%に対し、米国は「4.25%から4.50%」、英国は「4.75%」

ユーロは「2.75~3.15%」カナダは「3.00%」NZは「4.25%」 他にはスイスのみ「0.50%」と

 異常な超低金利は何時まで続くのか? 現行の金融経済の動向下にあっては大幅な利上げなどは

あり得ない。と理解しつつも、どこかで正常な金利に導いていただきたいと願うばかりです。

 

昭和の時代、定期預金金利が5%台、住宅金融公庫の金利も 5~5.5%、企業の借入利息が7~8%

だった頃、良く耳にしたのが、「郵便局の定額預金にしておいたら 10年で2倍になった」・・・

当時、世間では多くの方々が皆さんそれなりに「一億総中流」の意識を持って暮らしていました。

 そんなゆったりした時代を過ごしたきた、街のおっさんからしてみたら、超低金利政策による

あまりにも大きな「格差社会」を生み出した昨今の状況は、大きな違和感しかありません。

時間をかけてでもなんとか改善していただきたいものです!!